科学技術が発達した現代においても、悩みや心配事を抱えた時、人は占いに頼りたいと思うことがあります。

占いの歴史は古く、世界最古の文明といわれるメソポタミア文明の頃にはすでに占いが行われていたといわれており、日本でも邪馬台国の卑弥呼が亀の甲羅で占う亀卜(きぼく)を行っていたと伝えられています。

以来、占いは時代に合わせて変化しながら脈々と伝えられ現代に至っています。

現代の日本では、東洋の占い、西洋の占いなどさまざまな占術が使われ、また対面占いだけでなく電話占い、メール占い、チャット占いと多様な形態で占いが行われています。

特に、電話占いは、わざわざ出かけなくても自宅で、好きな時間に、他人の目を気にせずに相談することができることが受けて、大変人気となっています。

電話占いは、以前から対面占いを行う占い師が個人で行っていました。

しかし、インターネットを使った電話占いサービスができると、スマホやパソコンから会員登録、占い師の選択と鑑定予約、支払いなどができるようになって、利用者が爆発的に増えました。

占い産業の市場価値は1兆円といわれていますが、電話占いはそのうち数百億円規模で、まだまだ成長すると期待されています。

「占いに小さな頃から親しみ、独学で知識を積み重ねてきて、占いについては自信がある。」

「昔から感が鋭く、頼まれて友人や家族を占うとよく当たると喜ばれるので、プロとして困った人の役に立ちたい。」

もし、そのように思うのなら、電話占い師のオーディションにチャレンジしてみましょう。

利用者が急増して新しい電話占いサービスが次々生まれたことにより、占い師の需要が高まり多くの電話占いサイトが電話占い師を募集しています。

応募して、運営会社のオーディションに合格すれば、プロの占い師としてスタートを切ることができます。

ただ、ひとつ注意してほしいことがあります。
占い師の中でも電話占い師として働くことには沢山のメリットがありますが、一方で、電話占いだからこそ必要とされる能力があります。この能力がなければ成功しません。

電話占い師になるメリットと必要な能力、そして実際の電話占い師のオーディションについて紹介します。

電話占い師って誰でもなれるの?

電話占い師って誰でもなれるの?
占い師、特に電話占い師には、どんな資格が必要なのでしょうか。
実は、占い師には資格は不要です。

占い師養成講座、占いスクールなどで学んで、修了証や●●占術鑑定師などの民間資格を得ることはできますが、資格がなくてもある程度の知識と経験があればなることができます。

試しに、いつも自分が利用している電話占いサイトなどで、所属する占い師のプロフィールをいくつか読んでみましょう。

神社の家系に生まれ神職の資格を持っているとか、ユタの末裔で小さな頃から修行をしていたという立派なプロフィールの占い師がいますが、

「小さな頃から感が鋭く、友人や知人を占うとよく当たると喜ばれた」
「社会人として働いていたが、大病をしてから不思議と家族や友人の未来のことがわかるようになった」

というように、普通の社会人から占い師になった、あるいは最初は素人占い師として友人に頼まれて占いをしていたのが本職になった、といったような経歴の人が意外と多いのです。

このように、資格がなくても占い師になることは可能ですが、その一方で占いとは関係がない資格が役立つことがあります。

教職や保育士の資格などがあれば、親子関係の悩みを占う時に役に立ちますし、心理カウンセラーの資格があれば、相談者の悩みに寄り添った鑑定に役立ちます。

また、資格ではありませんが、難しい恋愛、不倫、結婚、離婚、仕事、子育て、介護など、これまで経験したすべてのことが、必ず占いの仕事に役立ちます。

占いの知識とこれからも学んでいこうとする意欲、相手を救ってあげたいと思う気持ち、そして豊かな人生経験があれば、資格がなくても占い師になることは可能です。

占い師の中でも電話占いを選ぶメリットは?

占い師の中でも電話占いを選ぶメリットは?
占い師という仕事の中で、特に電話占い師という仕事にはどのようなメリットがあるでしょうか。

在宅で仕事ができる

電話占いはどこかにわざわざ出勤しなくても、ネット環境と電話があれば在宅で行うことができます。

子育て中や介護中でも仕事ができ、新型コロナウイルスの感染爆発で注目されているリモートワークの典型ともいえる仕事です。

地方に住んでいて地元で占いの仕事がなくても、電話占いなら大手に所属して全国から相談者を集めることも可能です。

電話占いサイトのプロフィール写真は必ずしも自分の顔を出さなくてもよく、また本名を出す必要がないため、何らかの事情で占い師をしていることを周囲に知られたくないという人でも問題ありません。

他に本業があっても副業で仕事ができる

最近は大手企業の中にも副業を解禁している会社が増えています。

電話占いは在宅で仕事ができる上、電話占い師としての待機時間を夜間や土日に設定すれば、本業で働きながら空いた時間に副業として電話占い師になれます。

運営会社が宣伝や予約などのマネジメントを行ってくれる

個人で占いをやっていると、宣伝、予約管理、鑑定料金の請求などすべて自分で行わなければいけません。

しかし、電話占いサイトに所属すれば、運営会社がこれらすべてを代行してくれます。

もちろんそれ相応の手数料は取られますが、新人で鑑定依頼がまだない時期のフォローや、人気が出てきた時の宣伝、未払い代金の請求まで、運営会社が代行してくれるので占いに専念できます。

分単価制でやる気が出る

電話占い師の鑑定料金は、電話占い師の経験や実績を基に設定された分単価に鑑定時間をかけて計算されます。

この鑑定料金から運営会社が手数料を引いた金額が電話占い師の収入となり、会話が弾んで鑑定時間が長くなればそれだけ占い師の収入が増えます。

頑張った分だけ収入となるだけでなく、占術の勉強、コミュニケーション能力の向上、心理テクニックの勉強などにもなるので、モチベーションが上がります。

電話占い師に求められる能力とは?

電話占い師に求められる能力とは?
電話占い師になるメリットは小さくありませんが、素人が突然電話占い師になるのは、対面占い師の経験がある人と比べるとかなり難しいといわれています。

それはなぜかというと、電話を使った占いはお互いの顔が見えないからです。

顔が見えないからこそ、普段はなかなか人には言えない悩みを吐き出せるという面もあり、これが電話占いのメリットのひとつです。

しかし一方で、人間が五感により知覚する割合は、視覚が83%、聴覚が11%、嗅覚が3.5%、触覚が1.5%、味覚が1%といわれていますので、視覚がない状態では相手のことを信頼して心を開くのが難しいということになります。

相談者がなるべく早い段階で心を開いて本心を伝えられるようにするためには、占い師は視覚が使えない状況を、他のことで補わなければいけません。

それは声や話し方であったり、コミュニケーション能力であったり、心理的なテクニックであったりします。
電話占い師が特に必要とする能力について紹介します。

問題解決力

恋愛問題の相談で、相談者の彼や彼女の性格や今の気持ちが占えたとしても、相談者の悩みを解決する的確なアドバイスできなければ、電話占いは意味がありません。

電話占いの相談者は悩みを解決して現状をより良くしたい、山積した問題を取り払って未来を明るいものにしたいと考えています。

ただ占いが当たるだけではなく、どのように軌道修正したら相談者が幸せになれるか、その解決方法を示す力が必要となります。

癒す力

電話占いは顔が見えない相手であるからこそ、誰にも言えない悩みや妬み、憎悪を告白することができます。

先に、占い師には問題解決力が必要と書きましたが、ただ解決方法を示しただけでは相談者は満足しません。

相談者が重視するのは、鑑定の過程で誰にも言えなかったことを赤裸々に告白し、聞いてもらい受け入れてもらえたという事実。

占い師は時にはカウンセラーのように、相談者の悩みを傾聴し、共感することが大切です。相談者は自分の想いを肯定してもらえたことで、癒され傷ついた心が回復していきます。

占い師には、相談者に寄り添い、相談者の心を癒す力も必要です。

声質、話し方、話のテンポ

視覚から情報を得られない電話占いでは、聴覚が重要になります。

電話占いをしていて、相談者が占い師の声を不快に感じたり、話し方が好きになれなかったりしたら、1度きりの相談で終わり、継続利用してもらえないでしょう。

穏やかな声、相手を安心させるような話し方、元気付けるようなはつらつとしたテンポなど、相談者の状況に合わせた話し方ができなければなりません。

コミュニケーション能力

話し下手でしどろもどろに悩みを説明する相談者には、「つまり、お話をまとめると、ずっとあなたの片思いで、彼に何度も告白しようとしてはその度に邪魔が入ったように感じているのね」などと、占い師側で的確にまとめてあげることが必要です。

また、話好きな相談者で、話題がどんどん本題から逸れるような場合は、軌道修正してあげることも必要です。

会話を相談者に合わせながら、相手が不快に思わない程度に必要な情報を引き出し、鑑定を前へと進めていくコミュニケーション能力が必要です。

使える占術、得意な相談内容

電話占い師は、電話占いサイトの自分のプロフィールに、使える占術、得意とする相談内容などを掲載して自己アピールをします。

この時、占術が多く、得意とする相談内容が多いほど、多くの利用者の注目を集めます。

電話占い師になってからも、日々経験を重ね、学び続けて、自分の枠を広げていくことが大切です。

心理テクニック

短い時間で顔が見えない相手から信頼を勝ち得るには、ある種の心理テクニックが必要です。

たとえば、コールドリーディングは、相手が話した何気ない言葉などから、相手の今の状況や心理状態を言い当てる心理テクニックです。

むやみにこれを使う必要はありませんが、会話の導入として使うことで信頼を早く得られる場合があります。

誠実に占う姿勢

先にも説明したように、電話占い師は鑑定時間が長くなるほど収入が増えます。そのため、少しでも時間を長くしようと、話を引き延ばしたり、占術を使うといって無言の時間を度々取ったりする占い師もいます。

時間が長くなって鑑定料金が高くなったとしたら、相談者はそのような不誠実な行為に気づかぬわけがありません。一度、悪印象を持たれると、2度と利用してもらえないばかりか、その噂はすぐに広がります。

レディスピ、ウラスピといった電話占い口コミ掲示板や、5ch(昔の2ちゃんねる)の電話占い専用ページには、実際に電話占いを利用した人が、鑑定を受けた時の感想や占い師の評判を投稿していますので、悪質な行為をした占い師の名前は口コミですぐに広がってしまいます。

相談者が鑑定に満足するとよい評判が広がりますので、誠実な対応を心がけましょう。

電話占いのオーディションの流れと合格率は?

電話占いのオーディションの流れと合格率は?
電話占い師のオーディションは、実際に挑戦した人の体験談などを見ると次のような流れで行われます。

応募

電話占いサイトの占い師募集ページにある応募フォームに、必要事項記入して応募します。

入力フォームに記載する内容は、運営会社によって多少は違いますが、「氏名・性別・電話番号、メールアドレス」などの個人情報の他、「得意とする占術」、「自己PR」、そして「これまでの占い歴」、プロとして活動している人は「プロ活動年数」などです。

この応募フォームの内容で運営会社の審査を通れば、電話での面接へと進みます。

電話面接と模擬鑑定テスト

運営会社が対面占いと電話占い、両方の事業を行っている場合は、対面占いを行う場合もありますが、電話占いのみの事業であれば電話で面接が行われます。

ここでは、応募フォームの内容についての詳しい質問や、占術についての知識などについて問われます。
この面接では、次のことに気をつけましょう。

  • 実際の自分の実力より大きく見せようとしない
  • 社会人としてのマナーを忘れない
  • 相手を思い遣った会話を心がける

電話占い師になりたいと応募してくる人が多い中、合格を勝ち取るには特別な力があった方が有利だと、自分ではできもしないことをできるといったり、霊的な力があるといって突然おかしな言動をはじめたりするのはマイナスに作用します。

霊感占い、前世占い、除霊、サイキックリーディングなど、スピリチュアルな占術ができた方が合格しやすいと勘違いしている人が多いようですが、できない占術をまるで本物のように演じてみても、審査員にすぐに見破られてしまいますので絶対にやめましょう。

電話占いオーディションの審査員は、占い師の卵を何人も審査してきた経験豊富な社員や、所属する実力派占い師が務めます。

彼らは自分自身の経験や、オーディションからスタートした占い師を沢山見てきていますので、今は占いの力は未熟でも経験を積み重ねていけば立派な占い師になることを見抜くことができます。

では、何が大切かというと、以下のことが挙げられます。

ひとつは、時間を守り相手を思い遣った電話の受け答えができる、などといった社会人としての常識的なマナーです。

まず、基本的なマナーができて、その会社の占い師として世に出して恥ずかしくないかどうかが問われます。

次に、相談者の気持ちに寄り添って悩みや苦しみを癒そうとする態度と、問題解決への道筋をきちんと示せているかです。

占い師は自分の気持ちをわかってくれた!そして、どうしたら今の状況を抜け出せるのか解決法を示してくれた。

相談者がこう思えたら、占い師を信頼し、また鑑定をお願いしたいと思うでしょう。

緊張してしまい上手に話せなかったとしても、それは経験を積めば改善されることです。これらのことをきちんと示せられたら、合否は自ずと見えてくるでしょう。

運営会社により、また応募者の質によってもオーディションの合格率違ってきますが、厳しい会社では合格率10%というところもあるようです。

ただし、電話占いは受験のように定数が決まっているわけではありません。

また、電話占い師はどこの会社でも不足していて、良い人材は積極的に採りたいと考えているようです。

そのため、審査は上位何名に食い込めば合格というものではなく、審査基準を満たしていれば合格となります。

他の応募者がライバルと考える必要はなく、今回紹介したような点をクリアして、基準を満たすことを心がけましょう。

真剣に電話占い師を目指したいと思っている人は、強い想いでオーディションに挑戦してみましょう。