「電話占いサービスを運営している会社って、怪しくない?」「ヤクザや暴力団とつながりがあるのでは?」と不安を感じている人は少なくないでしょう。

電話占い会社のほとんどは知名度の低い会社ばかりで、その実態は謎に包まれています。

当記事では、電話占い会社の気になるウラ側や、安全な会社の見分け方などについて解説していきます。

電話占いサービスを運営しているのはどんな会社?

電話占いサービスを運営しているのはどんな会社?
電話占いサービスを運営する会社は全国に100社以上存在しており、事業規模や組織形態は会社によって様々です。

これらの会社をざっくりと分類すると、次の2種類に分けることができます。

電話占いやメール占いといった占い事業をメインに手掛ける会社

占い事業をメインに手掛ける会社の大半を占めているのは、資本金500万円~1,000万円程度の中小企業です。

これらの会社の中には、電話占い・メール占い・チャット占いといったネット上の占いサービスに加えて、「占いの館」「占術専門店」といった実店舗を展開しているところもあります。

このような占いサービスに特化している会社ほど、優秀な占い師をスカウトする能力が高いので、電話占いサービスの質が高い傾向があります。

会社の規模こそ小さいものの、占い事業専門ならではの強みを活かして熱心な占いファンを獲得しており、意外にも運営が安定している場合が少なくありません。

占い事業以外にも複数の事業を手掛ける会社

一方で、占い事業以外にも複数の事業を手掛ける会社には、資本金が億単位を超える大企業の存在が目立ちます。

複数の事業を手掛ける会社の多くは、占いユーザーと親和性の高い恋愛・婚活系のサービスをはじめ、エンタメ・娯楽系や生活情報系などのサービスを展開しています。

大企業の資本力や知名度をバックに、数百名~1,000名という多数の占い師を抱えるほど成長を遂げた電話占いサービスもいくつか存在します。(例:「LINEトーク占い」や「ココナラ電話占い」など)

以下より、人気上位にランキングされている電話占いサービスの運営会社をピックアップし、それぞれに該当する会社を一覧でまとめました。

占い事業をメインに手掛ける会社一覧(計9社)
会社名 提供サービス 資本金 設立年月日 所在地
株式会社ピュアリ 電話占い「ピュアリ」 1,000万円 2003年2月 東京都中央区
株式会社ウィル 電話占い「ウィル」、占いの館(実店舗)「ウィル」 1,000万円 2012年12月4日 東京都渋谷区
株式会社ランドスケープ 電話占い「フィール」 500万円 2013年12月 東京都港区
C.S.Eプロダクション 電話占い「リノア」チャット占い「みん占」など 1,000万円 2012年5月25日 東京都江東区
株式会社ファンフィール 電話占い「ヴェルニ」 不明 2010年以前(推定) 東京都新宿区
株式会社ティファレト 電話占い「カリス」 不明 2011年3月 東京都渋谷区
株式会社シエロ 電話占い「シエロ」 不明 2013年4月 東京都渋谷区
株式会社アーネラ 電話占い「マヒナ」 100万円 2010年5月21日 東京都渋谷区
株式会社にじげん 電話占い「みん電占い(旧:みんなの電話占い)」
「ミスティーライン」
1億円 2012年2月22日 東京都文京区
占い事業を含む複数事業を手掛ける会社一覧(計5社)
会社名 提供サービス 資本金 設立年月日 所在地
株式会社エムティーアイ
(東証第一部上場)
電話占い・メール占いサービス「ウラナ」、
電話占い・ライブ鑑定サービス「カミール」、
音楽・動画配信サービス「music.jp」、
ヘルスケアサービス「ルナルナ」など
約50億円 1996年8月12日 東京都新宿区
株式会社エキサイト 電話占い「エキサイト電話占い」、
ニュースサイト「エキサイトニュース」、
婚活サイト「エキサイト婚活」など
1億円 1997年8月 東京都港区
LINE株式会社
(東証第一部上場)
占いサイト「LINEトーク占い」、
無料通話アプリ「LINE」など
約90億円 2000年9月4日 東京都新宿区
株式会社ココナラ スキルマーケット「ココナラ」(電話占いサービスを含む)、
弁護士相談サイト「ココナラ法律相談」など
9,000万円 2012年1月4日 東京都品川区
株式会社サイバーエージェント
(東証第一部上場)
電話占い「SATORI」、
ネットサービス「Ameba(アメーバ)」など
約70億円 1998年3月18日 東京都渋谷区

注意!電話占い会社の裏に潜むヤミ組織の実態

注意!電話占い会社の裏に潜むヤミ組織の実態
ここまでは、5年~10年以上の運営実績を持つ安全な電話占い会社に絞って紹介してきました。

電話占い業界にはここで紹介した以外にも何十社という会社が存在していますが、それらの全てが安全な会社というわけではないので、注意が必要です。

電話占い会社の一部には、暴力団やヤクザなどの危険なヤミ組織とつながりがある悪徳占い会社も存在しています。

電話占い業界は市場規模が大きく儲けが出やすい上に、閉鎖的で悪事が明るみに出にくい構造になっているため、ヤミ組織の温床になってしまっているのです。

バックにヤミ組織がいる悪徳会社は巧妙な手口で占いユーザーを取り込んでおり、お金を巻き上げるためには手段を選びません。

消費者生活センターの報告によると、悪徳占いサイトに関する相談件数は2016年頃から年間1,000件を超えるようになり、その中には500万円以上の大金を騙し取られた事例もあるようです。

悪徳占い会社は、一体どのような手口でその正体を隠し、消費者を騙しているのでしょうか?

以下より、悪徳占い会社の組織の実態や、詐欺のからくりについて解説していきます。

悪徳占い会社が消費者を騙す手口とは?

悪徳占い会社の詐欺の手口は、自社が運営する複数のサービス間で利用者を泳がせることで、一人のお客に何回もお金を使わせるというシステムになっています。

悪徳占い会社はこのからくりを隠すために、各々異なるサービスを運営する複数の子会社を設立し、子会社同士は全く無関係を装っています。

しかし裏では、子会社同士で顧客情報を横流ししたり、サービス間で顧客の勧誘・誘導を行っていたりしています。

悪徳占い会社は、電話占いサイトで取得した顧客情報から利用者の動向・心理を分析し、その人が興味を持ちそうな他のサービスへと効果的に誘導しようとあの手この手を尽くしています。

「電話占いユーザーは複数の占いサイトを巡る可能性が高い」「恋愛・結婚の悩みを抱える若い女性なら出会い系サイトに誘導されやすい」といった傾向を把握した上で、勧誘・誘導を仕掛けているのです。

例えば、もしあなたがある電話占いサイトで「恋人ができない」という悩み相談をしているときに、「出会える確率90%」「会員急増中」といった出会い系サイトの広告をタイミング良く目にしたとしたら、つい気になってクリックしてしまうのではないでしょうか?

実はその出会い系サイトと電話占いサイトの運営会社が裏でつながっていて、まんまと誘導されたなら、あなたはカモにされているのかもしれません。

このような手口に引っかかりやすいのは、満足できる占い結果が出るまで電話占いサイトを渡り歩く、いわゆる「電話占いジプシー」と呼ばれる人たちです。

「良い鑑定結果が出るまで安心できない」「100%当たる占い師でなければ信用できない」という人ほど、電話占いジプシーに陥る危険性があります。

このような人たちは、占いにのめり込むとお金を際限なくつぎ込む傾向があるので、ヤミ組織にとっては格好のターゲットになるのです。

また、金銭問題や病気などの深刻な悩みを抱えた精神と判断力が弱っている人に関しても、電話占い詐欺の被害に遭いやすいという悲しい現実があります。

よく当たる電話占いサイトほど危険!

電話占いで自分が話し出す前に、「あなたは今○○について悩んでいますね」「あなたにはこういう過去がありますね」といったことを何もかも言い当てられると、信じやすい人なら「この占い師は本物だ」と思い込んでしまうかもしれません。

しかし実際は、何でもかんでも的中させる占い師ほど、悪徳占い会社が用意した偽物である可能性が高いのです。

なぜかというと、偽物の占い師は「ホットリーディング」という詐欺のテクニックを用いることで、占いが100%当たるように仕組んでいるからです。

ホットリーディングとは、あらかじめ相談者の身辺を調査して得ておいた情報を占いに用いることで、占い師の信憑性を高めるテクニックのことです。

例えば占いの館のような実店舗では、待合室のスタッフが相談者と世間話をしたり、相談者同士の会話を盗み聞きしたりして得た情報を、こっそりと占い師に伝えています。

占い師はその情報をホットリーディングに活かし、相談者のことは何もかもお見通しであるかのように見せているのです。

電話占い師の場合は、「相談者自身が電話占い師に話すプライバシー情報」を元にホットリーディングを行っています。

どういうことかというと、占いの同業者同士が顧客のプライバシー情報を共有することで、ある占い師が得た情報を別の占い師がホットリーディングに利用しているのです。

つまり、以前にどこかの占い師に自分の境遇や悩みを打ち明けたことがあれば、その内容が他の占い師に流用されているというわけです。

だとすれば、占い師に何もかも言い当てられてしまうのは不思議なことではありませんね。
やたらと的中率が高い占い師は、むしろ疑ってかかりましょう。

悪徳占い会社は騙されやすい人を信じ込ませるために、このホットリーディングを駆使して周到な罠を仕掛けています。

例えば、ある相談者が占いサイトAに満足しなかったために、同じ会社が運営する占いサイトBに流れて行ったとします。

サイトBはサイトAで得た情報を利用してホットリーディングを行うことができるため、サイトBの占いは当然100%的中します。

そうなれば、相談者はサイトBが本物だと信じ込んでお金を落としてくれるようになるので、悪徳占い会社の思惑通りになるというわけです。

悪徳占い会社が複数の占いサービスを運営しているのは、このような周到な詐欺システムを構築するためだといっても過言ではありません。

悪徳占い会社を見分ける3つのチェックポイント

悪徳占い会社を見分ける3つのチェックポイント
先述したように、悪徳占い会社は複数の占いサービスや関連サービスを運営し、これらのサービス間で利用者を巧みに循環させることで儲けています。

厄介なことに、この仕組みは利用者に気づかれないよう巧妙に隠されているため、悪徳占い会社の正体を見破るのは簡単ではありません。

しかし注意深く調べてみると、悪徳占い会社がいくつかの点で尻尾を出していることに気がつくはずです。

以下より、悪徳占い会社かどうかを見分けるための3つのチェックポイントについて述べていきます。

会社情報に不明瞭な点・怪しい点はないか?

電話占いサイト内の「会社概要」や「特定表取引法に関する表記」といったページを確認すれば、会社名や会社住所、連絡先といったおおよその情報は分かります。

ですが、念の為に会社名で検索をかけてみて、「会社HPの体裁はきちんとしているか」「ネット上で悪い評判はないか」といった点を確認しておいたほうが安心です。

会社の情報をリサーチした結果、以下のような特徴に当てはまっている場合は、悪徳占い会社の可能性大なので注意してください。

  • 会社の代表者名や設立年月日、連絡先(電話番号・FAX番号・E-mail)等を明記していない
  • 会社の電話番号の先頭が「090」「080」などの携帯番号になっている
  • 会社所在地が地図上で確認できない
  • 「個人情報保護方針」「プライバシーボリシー」などがきちんと記載されていない
  • コールセンターや問い合わせフォームなどのサポート窓口を設けていない

サイト内に「電気通信事業の届出許可番号」を表示しているか?

電話占いサイトを含め、インターネット通信によって他人同士の通信を媒介するサービス(例:メッセージアプリやマッチングサイトなど)を提供する事業者は、総務省に対し「電気通信事業届出」を行う義務があります。

電気通信事業届出を行って営業許可を受けている電話占いサイトは、サイト内の会社概要ページなどに届出許可番号を表示しています。

届出許可番号を表示していない電話占いサイトは、違法な悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。

電話占いサイトのサポート対応は丁寧か?

電話占いサイトに登録する前に、電話やメールでサポート窓口に問い合わせを行い、サポートスタッフの対応が丁寧かどうかをチェックしてみましょう。

サポート対応が雑だったり態度が悪かったりする場合は、あまり信用できる会社とはいえません。

そもそもサポート窓口すら設けていない電話占いサイトは、粗悪な詐欺サイトである可能性が高いので、絶対に登録しないようにしてください。